ver1.4.7 11月20日 リバイブ・アップデート

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リバイブ・アップデート

先日公募があった通り、今回のアプデから新調整班がスタートします。 最初の調整として11月半ばではありますが環境に手を加えることにしました。

新調整班の方針

  • 下方ではなく上方主体の調整
  • 新しい経験の追加

初めに新調整班の方針について説明します。

下方ではなく上方主体の調整

今までのメソロギアは下方修正主体の調整でした。 新調整班の方針としては上方主体の調整を基本とします。 「できたことができなくなる」という体験はプレイに対するモチベーションを損なうと考えたためです。

新しい経験の追加

大型アップデートにおいては、経験の追加を目指します。 今までにない勝ち方をするデッキの追加です。 12月のアプデでは新種族がそれを担う予定です。

現在の環境について

  • 蒼騎士アグロ、竜巻アグロなどの各種アグロが多数を占め、勝率が高い。
  • 他に勝率、使用率が高いデッキは、888スタン、悪魔、バーサーカー、赤十字、黒老カオスなど低パワーアタッカーに強いアタッカー主体のデッキである。
  • SP効率のよいビートダウンデッキ以外が勝率が悪い。
  • 銃士や魔導書などのバーンデッキをはじめ、ドローソースを使用するデッキの勝率が極めて低い。

今回の調整方針

アグロデッキが使用率、勝率ともに高すぎることは先ほど記した通りです。 しかし、今回はアグロへの下方修正ではなく、他のデッキの上方修正によって環境を適正にする、という目的で行われます。

現在のメソロギアの環境はアグロをはじめとしたビートダウンに偏っています。 8月の調整で強化されたパワー7アタッカー、パワー12アタッカーのSP効率に、手札発動カードやターン制限のあるカードが速度で追いつけないのが現状です。 7月以前の速度にゲームスピードを揃えるか、8月以降の速度にゲームスピードを揃えるか。 この二択について、8月以降の速度に併せて調整をすることを選択しました。 過去に強かったデッキを復活させることで環境の調整を図ります。

ゆえに、勝率の高いビートダウンデッキには今回調整を行いません。 アグロへの下方修正は、他デッキへの調整を経てそれでもアグロが強かった場合だけです。

代わりに以下の上方修正を行います。

ドローチャージャー及び銃士

  • 魔道士リサ、道具屋シャル、森の少女:0/6 → 0/8に変更

ドローするデッキは、基本的には魔導書、銃士、赤十字、レイジスカーレットなどカードの組み合わせで勝つデッキです。 あるいは、高レート帯でなければほとんどどんなデッキにでも入っています。 ドローチャージャーは非常に高い使用率を誇る反面、勝率が40%強と低く、調整をするに値すると判断しました。

ドローチャージャーへの上方修正は、とくに魔導書、銃士などのバーンデッキが強くなることを望んでのものになります。 現環境において魔導書、銃士などのバーンデッキは極めて弱く、白騎士を強化するに伴ってメタが回らない可能性があります。 白騎士に対する役割を果たせるようにバーンデッキの速度を上げます。

バーンデッキが弱い理由については、ドローとチャージが両立できない点にあると考えています。 現在の環境でワルキューレの26コストや乱射兵の18コストは重く、1ターンに6SPという低パワーのチャージでは到底間に合いません。 この変更で、乱射兵が3ターン目、ワルキューレが4ターン目でダメージを与えられるようになります。

ナンシ、メリィ、エヴァなど他のドローカードについては、同時にパワーを上げるのは危険であると判断しました。 赤十字、エターナルカイザーが強くなることが予想されますが、テスト時には問題ないと言える水準でした。

  • 追撃兵:24/26 → 20/22

リサ・シャル・森の少女の上方修正とともにこの修正を加えた意味は、3ターン目にすべての銃士カードを起動できた方がよいという考えに基づいています。 銃士に、展開が早く火力が高いが手札干渉に弱い、という特徴を際立たせる狙いです。 現環境で銃士が渡り歩くためにはこのくらい速度が必要だろうと判断しました。

白騎士

  • 白騎士団長・アーロン:召喚時効果の発動条件を11ターンから9ターンに変更

8月にアーロンの下方修正と2/7スタッツアタッカーの上方修正を同時に行いました。 2/7アタッカー環境下においても、白騎士は公式大会で結果を出すなど下方後も存在感を示しています。 しかし、アーロン採用型白騎士の勝率はレート戦では低く、役割を果たせていないのが現状です。 よって、アーロンの召喚時効果を11ターンから9ターンに戻します。

暗黒天候

一時期猛威を振るった暗黒天候ですが、今では勝率が低くなりました。 現在勝率が50%を超えている黒騎士はエターナルカイザーのみです。 暗黒天候の弱点は、SP効率が悪い点にあります。 しかし、アルフレッドやエリカといった強い黒騎士に上方調整を加えることは避けたほうが良い、という結論に至りました。 というのも暗黒天候自体が強くなれば、猛威を振るうだけのポテンシャルを現時点で持っているからです。 そこで今まで表舞台に立てなかったカードに手を加えることにしました。

  • 黒騎士・テンペスト:20/14 → 16/16
  • 死神:16/9 → 14/9
  • パープルスネイク:14/9 → 12/9

黒騎士テンペストの強化によって、2枚のアタッカーで勝つことができるようになります。 死神、パープルスネイクの調整によって、暗黒天候のSP効率の悪さを緩和することを狙います。

蒼騎士

アグロ系の蒼騎士は強いですが、パワー8以上の蒼騎士の戦績はあまり振るわないのが現状です。 強化した白騎士や銃士へのメタとして蒼騎士を強化する必要があると判断しました。

  • 蒼騎士剣聖・フリーザ:14/9 → 12/9

闇の継承者

  • 闇の継承者: 18/0 → 14/0

メソロギア最初期に猛威を振るった闇の継承者は、昨年10月の時点ではあまりに強すぎました。 しかし、継承枠を3枠に押さえ、その後のさまざまなアップデートを経て、環境に復帰させる時期がきたように思います。 この変更によって、継承者デッキは0/10のチャージャーを1枚使うだけで継承者を起動できるようになります。

デモンデストロイヤー

  • デモンデストロイヤー: 26/8 → 20/8

デモンデストロイヤーが強い攻撃成功時効果をもったカードなのは間違いありませんが、現状少々コストが高いです。 デモンデストロイヤーもまた、過去に猛威を振るったカードですが、同じく復活させることにしました。

継承者、デモンデストロイヤーともに調整時点で問題は見つかっていませんが、問題が起きそうならすぐに対処します。

その他のカードについて

  • 今回の調整は、アグロに対抗できる種族の強化を中心にメタを適切に回すことを目的としたものです。
  • 月中の調整ということもあり、強化に大きな変更を伴う種族の調整は後に回されました。
  • 使用率あるいは勝率の低い種族である、白魔道士、紅魔道士、拳闘士、ヴァンパイア、帝騎士は次回以降の調整で重点的に強化する予定です。
  • 召喚師は銃士と並んで勝率ワーストですが、調整に時間がかかりそうです。

月末報酬について

今月の月末報酬に追加があります。

  • レート4000以上:道具屋・シャル(プレミアム) を1枚
  • レート6000以上:白騎士団長・アーロン(プレミアム) を1枚
  • レート7000以上:蒼騎士団長・アーサー(プレミアム) を1枚

プレミアムカードの配布です!

  • 来月以降の報酬については12/1に告知します。
  • パックから排出されるカードと同じです。
  • 例月通りの称号報酬、ゴールド報酬もあります。

結び

以上が今回の調整内容になります。 新調整班として初めての調整を楽しんでいただけますと幸いです。

次回の調整は12月1日を予定しています。 新種族の追加を伴うカード追加を行います。 続報をお待ちください。